環境共生住宅とは

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昨今、日本列島において、
集中豪雨や洪水といった気象災害が起きやすくなっています。
これら災害の要因としては、
地球温暖化による気候変動などが大きく関係しているとされ、
世界各国で温室効果ガスの削減に向けた取り組みがなされています。

日本国内でも2050年までに、温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする
「カーボンニュートラル」の実現が求められており、
住宅会社各社も地球環境に優しい暮らしを目指して、
さまざまな工夫を凝らしています。

今回は、地球温暖化や資源の枯渇、
空気汚染など多くの環境問題が深刻化する中で、
地球環境を守るべく注目されている環境共生住宅について取り上げます。

一般社団法人環境共生住宅推進協議会によると、
環境共生住宅とは、
「地球環境を保全する観点から、温暖化防止、資源・エネルギーの有効活用、
生物多様性の保全などの面で充分な配慮がなされ、
また周辺の自然環境と親密に美しく調和し、
住み手が主体的にかかわりながら、健康で快適に生活できるよう工夫された、
環境と共生するライフスタイルを実践できる住宅、およびその地域環境」
とされています。

住まいだけではなく、建物が建つ敷地、
その周囲、街、国、地球というレベル・質の異なる環境問題を、
暮らしと住まいからのアプローチによって解決しようと
考えられたものということです。

環境共生住宅のメリットとしては、
省エネルギー住宅という点が挙げられます。
高性能の断熱材などを使用し暖気や寒気を循環させ、
夏は涼しく冬はあたたかく過ごしやすい家にすることで、
家庭で消費される電力を抑え、
国内全体のエネルギー消費も抑えることにつながります。

また、リサイクル材を使用した家を建てるなど、
建設時のエネルギーを軽減させることや、
資源を節約することにも寄与します。

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